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【VCT GC】『VALORANT』女性部門 東アジア最終予選に進出するのはどのチームだ!? Split2 Main Stage出場8チーム&注目選手紹介!
9月9日(土)から開幕した『VALORANT』の女性限定公式大会「VALORANT Game Changers Japan Split2」。9月9日(土)、9月10日(日)に行われたOpen Qualifierでは21チームが出場。熾烈な戦いを勝ち抜いた全8チームがMain Stageへと駒を進めた。
今回はそんなVALORANT Game Changers(以下、VCT GC)にふれながら、Main Stageに出場する8チームを紹介していこう。
VALORANT Game Changersとは?
まず初めにVCT GCについて説明していこう。VCT GCとは簡単にいうと女性限定のVALORANT公式大会である。2021年から海外リージョンで開催され、2022年には日本で初開催。同年にはGCシリーズ初となる世界大会となる「VALORANT Game Changers Championsip」(以下、GC Championsip)がドイツ・ベルリンにて開催された。
日本からは国内大会、東アジア最終予選を勝ち抜いたFENNEL HOTELAVAが出場。GC Championsipでは2連敗で敗退となったが、GCシリーズ初の国際大会に出場するなど結果を残した。
以下公式から引用
VCT Game ChangersはこれまでVALORANT eスポーツシーンにおいて重視されてこなかった各種性別のプレイヤーが活躍する場を提供し、注目を集める機会を生み出すことにフォーカスした新しい新プログラムです。VALORANT競技シーンが世界各地に多様性豊かなコミュニティーを持つならば、競技プログラムはその写し鏡であるのが正しい姿である、と私たちは考えます。このGame Changersの取り組みを通じてVALORANT Championsをより包摂性の高い(誰もが等しく活躍の場を与えられる)、コミュニティーの姿を反映したものへと育んでいけるよう、チームも全力を尽くしてまいります。https://playvalorant.com/ja-jp/news/esports/vct-game-changers/
Split2 Main Stageの大会フォーマット
ここからは9月30日(土)から開幕するSplit2 Main Stageのフォーマットを紹介していこう。
8チームが出場するMain Stageは5日間にわたって開催される。試合形式はダブルエリミネーション方式のBO3。(Day4のローワーファイナルとDay5のファイナルのみBO5)
上位3チームがChampionship出場を決める最後の大会、East Asia Qualifierへとコマを進めることができる。なお、今大会の順位によってEast Asia Qualifierのスタート位置が変動するため、トップ3が決まっても目を離せない大会だ。
次に出場チームの紹介をしていこう。
IGZIST Female(IGZ.Fe)
■ロスター
・🇰🇷mochi(もち)
・🇯🇵YOME(よめ)
・🇯🇵onni(おんに)
・🇯🇵Noraneko(のらねこ)
・🇯🇵naru(なる)
■コーチ
・🇯🇵Ambox
■アナリスト
・🇯🇵kaakuN
2022年7月に設立されたばかりの若手チーム。昨年のVCT GC国内予選ではFL.GCに敗戦し、惜しくもPlayoff進出を逃した。VCT GC Japan 2023 Split1でもグループステージのアッパーファイナルまで進んだが、そこからRIG.Lに2連敗。後一歩のところで敗退する場面が目立った。今大会こそは最後の壁を超え、優勝をつかみ取れるか。
安定感抜群のデュエリスト「YOME」
Female部門のリーダー兼デュエリストとして安定感抜群の活躍を見せるYOME選手。現在行われているSplit2では特にレイズ使用時のスタッツが高く、2マップでACS439、K/D2.52と破壊力抜群。
デュエリストに専念する今大会から撃ち合いの強さもより際立つようになった。
チームの勝利にはこの選手の破壊力が必要不可欠だ。
DetonatioN FocusMe GC(DFM.GC)
■ロスター
・🇧🇷/🇯🇵yuhi(ゆうひ)
・🇯🇵meimei(めいめい)
・🇯🇵lucky(らっきー)
・🇯🇵koyori(こより)
・🇯🇵daf(だふ)
2023年3月に発足したばかりの新生チーム。初の公式大会となったSplit1ではDRX.C、CGS相手に思ったような試合運びができず、グループステージ3位敗退の結果に終わった。
安定した強さを誇るdaf選手を軸に、実績あるチーム相手に自分達の試合運びができれば結果を残せるだろう。
頼れるデュエリスト「daf」
チームがどんなに苦しい試合を強いられても安定してスタッツを残せるデュエリスト、daf選手。スタッツが極端に落ち込むことがなく、毎回高い水準でまとめてくるのは魅力のひとつだ。
さらにSplit2 Open Qualifierでは1ラウンドあたりのファーストキル率が32%と全体で1位をマーク。ラウンド取得には彼女のワンピックが重要になるだろう。
DRX Changers(DRX.C)
■ロスター
・🇯🇵dori(どり)
・🇰🇷SeoeuN(そうん)
・🇰🇷Healing(ひーりんぐ)
・🇯🇵A1ka(あいか)
・🇯🇵juri(じゅり)
・🇹🇼Yue(ゆえ)
■コーチ
・🇯🇵Uniooon
言わずと知れた韓国の名門チームGC部門がグローバル編成で日本リージョンに参加。GC部門ながら出場した今シーズンのChallengers Japan Split1、2では 共に0勝に終わった(不戦勝含めると1勝)。その悔しさをバネに挑んだVCT GC 2023 Split1では準優勝と結果を残した。
昨年の東アジア最終予選に出場した選手が4人所属するなど実績十分。Split1で敗戦したZETA.GCにリベンジを果たし優勝をつかみ取れるか。
DRX.C最初のプレイヤー「Dori」
DRX.Cの最初のメンバーとして加入したDori選手。チームではデュエリスト以外のロールをすべてプレイするなど、フレキシブルな役割を担う。
味方へのサポートをしながらも落ち着いた撃ち合いで大会を通して高いヘッドショット率を誇る。チームの顔として活躍するDori選手に期待だ。
CREST GAMING Stellar(CGS)
■ロスター
・🇯🇵mityu(みちゅ)
・🇯🇵SereNa(せれな)
・🇰🇷ZIAN(じあん)
・🇯🇵UR(ゆあ)
・🇯🇵Yuuka(ゆうか)
■コーチ
・🇯🇵Egi
Split1ではDRX.Cに阻まれグループ2位で敗退となったCGSだったが、Split2では難なくMain Stage出場を決めた。SPEAR GAMING Female(🇰🇷SPG.F)で活躍したZIAN選手を筆頭に、今大会コントローラーとして驚異的なスタッツを残しているUR選手など実力者ぞろい。
初戦からDRX.Cとのリベンジマッチとなるが、そこを勝ち切って勢いに乗りたいところだ。
最強のフレックスプレイヤー「ZIAN」
Neon ACE😎 pic.twitter.com/JM99lxSECU
— CGS Z1an X (@zianvlrt) October 31, 2022
昨年、東アジア最終予選で準優勝に輝いた🇰🇷SPG.Fから移籍してきたZIAN選手。すべてのロールをプレイでき、チームのエージェント構成に幅を持たせてくれる重要な選手だ。さらにどのロールを使用してもトップレベルのスタッツを残すことができる。
元チームメイト3人も他チームで出場しており、そのマッチアップにも注目したい。
ZETA DIVISION GC(ZETA.GC)
■ロスター
・🇯🇵KOHAL(こはる)
・🇯🇵suzu(すず)
・🇯🇵romia(ろみあ)
・🇯🇵Moco(もこ)
・🇯🇵aco(あこ)
■コーチ
・🇯🇵ryota-
昨年行われた大会ではグループステージを突破するもメンバーの問題が発覚し、Main Stageを出場辞退。同大会の優勝チームであるFL.GCからKOHAL選手を獲得、期限付き移籍をしていたsuzu選手が復帰し、挑んだVCT GC Japan 2023 Split1では優勝と着実に実績を積み上げてきた。
Split1でも他を寄せ付けない圧倒的な強さを見せていたZETA。間違いなく今大会の優勝候補だ。
帰ってきたエース「suzu」
昨シーズン、FL.GCへ期限付き移籍をしていたsuzu選手がZETA.GCへ復帰。FL.GC時代にはチェンバーをメインにセンチネルを担当し、国内優勝、東アジア最終予選優勝に導いた。
ZETA.GCに復帰した今シーズンはデュエリストを担当。直近の8マップでの平均ACSは300超えと驚異的な強さを見せている。ZETA.GCのラストピースとなったsuzu選手に注目だ!
SCARZ GC(SZ.GC)
■ロスター
・🇯🇵yuzu(ゆず)
・🇯🇵DrawFour(どろーふぉー)
・🇯🇵krenn(くれの)
・🇯🇵Dia(でぃあ)
・🇯🇵Yunah(ゆな)
■コーチ
・🇯🇵DavinCi
昨年「Riley Rabbits」として活動していたメンバーが今年8月にSZ.GCと契約。Split1では優勝したZETA.GC相手に3マップとも9:3折り返しと、アマチュアチームながら可能性を感じる試合を見せた。
Split2でも前大会4位の結果を収めたUxMi ACAに連勝するなど仕上がりはバッチリ。限りなく優勝に近いチームの一つと言えるだろう。
献身的イニシエーター「DrawFour」
全選手が幅広いピックプールを持つSZ.GCだが、その中でもイニシエーターとしてチームを支えているのがこのDrawFour選手だ。Split1ではグループステージながら2位に30の差をつけ113アシスト、1ラウンドあたりのファーストデス率も2%をマーク。
チームメンバーがさまざまなロールをプレイしてもまとまりを見せるのはこの選手のおかげと言っても過言ではないだろう。
FENNEL HOTELAVA(FL.GC)
■ロスター
・🇰🇷Yamzzi(やむじ)
・🇰🇷miNt(みんと)
・🇯🇵Len(れん)
・🇯🇵Curumi(くるみ)
・🇯🇵uKa(うか)
■コーチ
・🇯🇵Rader
2022年に開催されたVCT GCの国内大会で初代王者に輝き、勢いそのままに東アジア予選を優勝。GCシリーズ初の世界大会となったChampionship2022出場と結果を残してきたFL。しかし、その後は選手の脱退が相次ぎ、世界大会を経験した選手は現在Curumi選手、Len選手のふたりに。
VCT GC Japan 2023 Split1では今年設立の新生チーム「UxMi」に敗北し、オープン予選敗退と悔しい結果に終わったFLが新ロスターを引っ提げて2大会連続のChampionship出場を目指す!
元ライバル「Yamzzi」
今年9月に新加入した🇰🇷Yamzzi選手。2022年シーズンは韓国の🇰🇷SPG.Fとして韓国予選を優勝、東アジア予選準優勝と結果を残した。決勝ではFLと対戦したライバルでもあり、今回の加入に喜びの声も多く上がっていた。
メインロールはセンチネルだが、Split2からはレイズを使用する場面も。持ち前のフィジカルでキルを量産しながらもファーストデスの少なさが魅力の選手だ。同チームのmiNt選手との破壊力は必見!
REIGNITE Lily(RIG.L)
■ロスター
・🇯🇵Maripo(まりぽ)
・🇯🇵Saya(さや)
・🇯🇵R4M(らむ)
・🇯🇵Zodiac(ぞでぃあっく)
・🇯🇵Mincho(みんちょ)
■ヘッドコーチ
・🇯🇵Lefty
■アナリスト
・🇰🇷Yamppi
VGC Japan 2022ではFL.GCに続き準優勝を収め東アジア最終予選に出場。今シーズンのSplit1では3位と、毎大会着実に結果を残しているRIG.L。
今大会終了後にSaya選手、Mincho選手が引退を表明しており、現メンバー最後の大会となる。初の世界大会出場を決め、有終の美を飾りたい。
チームを牽引するリーダー「R4M」
チームではコントローラーをメインで使用するリーダーのR4M選手。チーム随一のフィジカルも持ち合わせており、幾度となくチームを救ってきた。特にSplit2ではその撃ち合いの強さが際立っており、ACS256、K/D1.63、KAST率82%をマークと注目の選手だ。
まとめ
今回は9月30日(土)から開幕するVCT GC Japan2023 Split2 Main Stageに出場する8チームの紹介をしてきた。
ここからさらに東アジア最終予選、ChampionshipとまだまだVALORANTのシーズンは続いていく。今までGCシリーズを見てこなかった方々もこれを機に注目してみてはいかがだろうか。
編集:いのかわゆう
【nemuminimizu プロフィール】
学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレイ。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き! Twitter:@ongakucas
学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレイ。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き! Twitter:@ongakucas
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