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【インタビュー】Reita「チームとしてうまくなった」——実力をつけ2大会連続のPlayoff出場を果たしたMRSHの強み
5月3日(金)から開幕した『VALORANT』の公式国内大会「VALORANT Challengers Japan 2024 Split 2」(以下、Challengers Japan Split 2)。
現在行われているMain StageにはChallengers Japan Split 1の上位4チームに加えてAdvance Stageを勝ち抜いた4チームの計8チームが出場。BO3の総当たり戦を行い、上位6チームがPlayoffへと出場することができる。
Challengers Japan Split 1では5-6位に終わりAdvance Stageから勝ち上がってきたMURASH GAMING(MRSH)はPlayoff進出を確定させている。
いっときは2位につけるなど大躍進を見せたMRSH。倒されても生き返るアビリティーを持ったエージェントを多く採用した「不死鳥構成」など、多くのオフメタ構成を採用し、話題性と実力を兼ね備えたチームだ。
今回はそんなMRSHのateコーチとベテランReita選手に話をうかがった。
オフシーズン中にチームの基盤ができた
——まずはPlayoff進出おめでとうございます。今の率直な感想をお願いします。
Reita選手(以下、Reita):オフラインに向けて試合頑張らないとって感じですかね。
ateコーチ(以下、ate):Split 1では最後の1戦が別のチーム頼みになってしまったんですけど、今回はPlayoffまでは自分たちの勝利数を重ねることで出場できました。
Playoffはリーグ戦ではなくトーナメント戦に変わり、1戦1戦負けられない試合なので頑張って練習していこうかなって感じです。
SZの分までプレイオフ頑張るぞ…!!#SZWIN #MRGWIN
— MRG Absol (@Absol_s) March 10, 2024
——SZは同じくPlayoff進出を決めているチームです。戦ってみた感想はどうでしたか?
Reita:Advance Stageの時より連携というかチームとしてうまくなったと感じました。
——1マップのアセントではかなりSZの守りに苦しめられた印象がありましたがどうでしたか?
Reita:苦しくはなかったですね。別に苦しいとかではなくて、自分たちのプレーがうまくなかったかなと思いました。
——試合前にオフライン確定チームが決まってしまいましたが、SZと対戦する上でモチベーションの変化等はありましたか?
Reita:前の試合(Sengoku Gaming vs NORTHEPTION)の結果で、あとのチームは勝っても負けてもあまり変わらないってのはあったと思うんですけど、それでわざと負けようとかそういうチームはいないと思うので普通に全力で試合をしました。
オフライン、ワンチャンあったなとは思いましたけど、なくなっちゃったんで普通に試合するしかないなとは思いましたね。
——前の試合の結果がどうであれ自分たちのやることは変わらないという感じですかね。
Reita:そうですね。まあ、勝ったほうが印象はいいんで、勝ちたかったのはありますけど。
——Main Stageを7試合戦ってみて体力的な問題はありましたが?
Reita:1週間に1回試合あるっていうのはしんどさはあると思うんですけど、このリーグ期間中だけなんでそういうものかなとは思っています。
——リーグ戦中、チームの連携や相手の対策などのインプットとスクリムなどのアウトプットはどのような比率で行っているのでしょうか?
ate:対策っていうのはそこまでガッツリするものではなくて、大体マップのBANピックから考えてやりそうなマップを基本的には練習します。
実際の試合で出た問題点をまずは解決した上で、相手チームに焦点を当てて練習することが多いので、改善が8割で相手の対策が2割くらいかなという感じですかね。
——Split 1に続きSplit 2もPlayoff進出を決めました。昨年2023年と比べて大きく変わった点はありましたか?
ate:去年に関しては自分も含めてMRSHは競技未経験の人がすごい多くて、チームとしての基盤もあまり安定していなく、Main Stage出場も叶わない結果でした。
ただ、AbsolだったりReitaさんだったりが補強で入ってくれたこともあって、自分たちのチームの基盤がオフシーズンの間にできました。そのおかげでチームとしていい方向に向かっているんじゃないかなと思います。結果も出ていますし。
——コーチから見た今のチームの最大の強みはどういった部分でしょうか?
ate:日本人5人ロスターが現状だとFENNELとうちだけで、完全に裏方全員まで含めた日本人のチームはうちだけだと思うんですけど、プレー中のコミュニケーションであったり練習の時のコミュニケーションの連結力みたいなのはMRSHの強みかなと思います。
タイムアウトの内容の8割くらいは、自分だけが話すのではなく、Reitaさんも問題を定義してみんなで話し合うみたいな形が多いので、こういった所が日本人チームの強みなのかなって。
ひと言でまとめるなら「コミュニケーションの強み」かなと思います。
——Playoffからパッチ(9.00)に変更になりますが新しい環境の印象はどうでしょうか?
ate:アイソとネオンとレイナが強化されて、かなり初動でのファイトが多くなるのかなと今は思っていますね。練習している感じも結構ガツガツくるようなチームが増えている印象があるので、撃ち合いに勝ったほうがまずアドバンテージを得る様なメタになるのではないかなと思っています。
Reita:まだ始まったばかりで試合はやっていないのでどうなるかわからないですけど、プレーする側はプレーするだけなんで。デュエリストは変わるのかなって思うんですけど、あまりわからないです(笑)
——すでにそのパッチでスクリムなどはされているんですか?
ate:そうですね。Playoff確定してからはそっちの練習メインでやっています。その過程で試したいことをSZ戦で試した感じです。
——ありがとうございました。
———
オフメタ構成を採用し、強いフィジカルも兼ね備えているMRSHはすでに強豪チームと言ってもいいだろう。まずはチーム初となるオフラインへの出場へ向けてPlayoffを戦っていく。
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編集:いのかわゆう
【nemuminimizu プロフィール】
学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレー。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き!
X:@ongakucas
学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレー。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き!
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