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【現地レポート】“ふもっふのおみせ”ブースには日本未発売の新作も——海外デバイスが大集合! ゲーマー御用達の“あの”デバイスを体験してみた
『VALORANT』の国内リーグ「VALORANT Challengers Japan 2024 Split 2」のプレーオフ準決勝戦・決勝戦が、7月27日(土)〜28日(日)に開催された。FENNEL(FL)、RIDDLE ORDER(RID)、Sengoku Gaming(SG)の国内の強豪チームが白熱した試合を見せ、会場を大いに盛り上げたのは記憶に新しい。
そんな本大会のスポンサーである「ふもっふのおみせ」の出展ブースへと突撃取材。さまざまなデバイスが展示されており、ゲーマーにとっては至福の空間だ。今回はその様子を余す所なく紹介しよう。
eスポーツ業界の武器商人
「ふもっふのおみせ」は、『VALORANT』の公式大会を見たことがある方ならよくご存知だろう。“eSports業界の武器商人”を名乗る、キーボードやマウスなどの海外ゲームデバイスの輸入・販売を行っているオンラインストアだ。
実店舗は持たない「ふもっふのおみせ」だが、ことeスポーツイベントにおいては別。さまざまな会場で出展し、デバイスの展示や販売などを行っているのだ。かくいう筆者も、このお店を知ったのは昨年のChallengers Japan 2023 Split 1のオフライン会場でのことであった。実際にさまざまなデバイスを手に取ることができ、まるでゲーミングデバイスのショールームだ。
まだ日本未発売の新商品も!
そんな会場ならではの特典のひとつが日本未発売の最新ガジェットが手に取れるという点。今回はVARMILO(あみろ)やiQunix(あいきゅーにっくす)の新作キーボードが展示されていた。
「VARMILO Muse」には、『VALORANT』では欠かせないラピッドトリガー機能を搭載。かわいらしい見た目とは裏腹に、ずっしりとしたメタルケースで安定感は抜群だ。スコスコという打鍵感は最高で、機能性も申し分ないだろう。
「EZ60」というキーボードだ。シンプルながらも無骨なデザインがたまらない。iQunixは過去にも奇抜なデザインのキーボードを創ってきたメーカーだが、今回もその独創的な外観に心をつかまれる。
もちろんラピッドトリガー搭載で『VALORANT』のおともにばっちりだ。
ガラスマウスパッドの性能やいかに!?
最近、ゲーマーの間でも市民権を獲得しつつあるガラスマウスパッド。文字通り、ただ強化ガラスの板なのだが、その表面処理やデザインで大きく性能も異なってくる。
ガラスのマウスパッドは、布よりも比較的滑りやすく、かつ耐久性が高く半永久的に使えるという点がメリットだ。また布とは違い湿気の影響を受けにくいため、滑りやすさが常に安定しているのも特徴だ。
筆者もガラス製のマウスパッドを使用しているが、それ以上に感じるメリットは「飲み物をこぼしてもなんともない」というところだろうか。布製ならとっくにおじゃんになっているはずだが、ガラスなので布で拭き取るだけで大丈夫だ。
心配されがちな耐久性だが、強化ガラスなのでちょっとやそっとじゃ壊れない。担当者の方に話を聞くと「腰の高さから落としてしまったことがあるんですが、まったくの無傷でした」とのこと。もちろん激しい衝撃を与えると割れてしまうが、逆に通常のプレー環境なら心配は不要だろう。
一方のデメリットは、マウスの裏側にあるソールが摩耗していくということ。布にくらべて表面が硬いので、ゴリゴリとソールが削れていくのだ。そのため定期的に交換するのがおすすめ。もちろん、さまざまなソールもふもっふのおみせで販売されている。
物販ブースでインタビュー
「ふもっふのおみせ」のブースには、物販が併設されていて、一部デバイスはその場で購入可能だ。オンラインショップでは既に在庫切れの商品もあり、限定商品目当てにどんどんと売れていく。キーボードやマウスなんかは決して安くはない買い物であるが、このイベントをきっかけに買い替える人も多く見られた。
今回は、自称デバイスオタクというお客さんに話をうかがったのでその様子もお届けしよう。
——今回、何を購入されたんですか?
お客さん:1日目にYuki Aimさんのマウスパッドを購入しました。そして2日目の今日は、買い忘れというか、昨日は所持金がなかったので欲しかったFinalmouseを追加で購入しました。
——以前はどんなマウスを使われていたんですか?
お客さん:僕は結構デバイスオタクで、FnaticとのコラボマウスやViper V2とか、あとはふもっふさんでも出しているSprime PM1も使っていますね」
——いろんなマウスを使われているんですね。
お客さん:そうですね。これはもともと欲しいモデルで、今日ここで買えるってことがわかったので購入しました。
——イチオシポイントを教えてください。
お客さん:Finalmouseシリーズって表面に穴が空いているじゃないですか。だから、蒸れにくいっていうのが一番のメリットですね。しかも凄く軽いですし
——ちなみに『VALORANT』はプレーされますか?
お客さん:もう2年半くらいはやっていると思います
——腕前としてはどのくらいですか?
お客さん:友人に誘われた時くらいしかランクには行かないんですけど、今はプラチナくらいですかね。
——やはり、デバイスを変えるとプレーも変わりますか?
お客さん:そうですね。人にもよると思うんですけど、マウスの重さによってはフリックのしやすさだったり、マウスパッドだったら滑りやすさだったり、キーボードだったらスイッチの反応速度だったりが変わってくるので。
——オフライン会場でデバイスが購入できることについてどう思いますか?
お客さん:基本的に『VALORANT』のオフラインイベントは全部来てるんですけど、こういうふうに物販で買えるのはすごくうれしいですね。実際にふれて、そのまま買って持ち帰れるので。
名古屋(Split 1)の時もマウスパッドかな? を買ったんですけど、やっぱりこういうふうにデバイスをたくさん見れていいですね!
——今までデバイスやゲーム環境には、いくらくらい課金しましたか?
お客さん:モニターとか、すべてひっくるめたら7~80万円くらい……?
——なかなかですね(笑)。やっぱり集めるのが好きなんですね。
お客さん:そうですね。集めるのはもちろん、モニターはZOWIEに変えたり『VALORANT』の大会と似た環境を整えるのも好きです。
——いいですね、とても楽しそうです。
お客さん:めちゃくちゃ楽しいです!
———
試合を見るのももちろんだが、こうやってさまざまな出展ブースを見て回ることができるのがオフイベの良さでもある。そんな中でも「ふもっふのおみせ」は、たくさんのデバイスが展示されているゲーマーにとっては夢のような空間である。
デバイスの良さについて語り合いながら、自分好みの環境をつくりあげる。イベントに足を運んだことのある人も、そうでない人も、これを気にイベントへ訪れてみてはいかがだろうか。
なお「ふもっふのおみせ」は、プロゲーマー御用達キーボード「Wooting」の取り扱いを始めることが発表された。今まで海外から個人輸入するしかなかった「Wooting」が、ついに簡単に手に入る時代がやってきた。
wootingにsocd(ベータ)とやらが追加されたらしくて試してみたらすごいなこれw pic.twitter.com/TwY92kYzd9
— Enzy (@Enzy_vl) July 30, 2024
こちらは今後開催予定のVCT Ascension Tokyoでの展示が予定されているとのことだ。同大会に参加予定の人は、ぜひそちらも楽しみにするといいだろう。
ふもっふのおみせ:
https://www.fumo-shop.com
撮影:まいる
編集:いのかわゆう
【まいるプロフィール】
関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。
X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。
X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
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