JRA-VANコラム
【アルゼンチン共和国杯 × 過去データ分析】ハンデ戦でも人気馬が安定の一戦!

東京競馬場の芝2500mを舞台に争われるG2競走・アルゼンチン共和国杯。ジャパンCに向けては中2週とレース間隔に余裕がないため、年末の有馬記念や来春の天皇賞を目指す馬が多く出走するレースだ。今回はこのアルゼンチン共和国杯について、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して過去の傾向を分析してみたい。

人気別の成績は、1番人気【4.2.1.3】と3番人気【2.0.5.3】が複勝率70.0%をマーク。特に1番人気は勝率40.0%や連対率60.0%も高い。また、6番人気以内であればすべて連対率20.0%以上・複勝率30.0%以上で、7番人気以下はそれぞれ10.0%以下と、この6、7番人気を境にして好走確率に差がついている。ハンデ戦ではあるが、穴馬の出番はあまり多くないレースだ。

年齢別では3歳が抜群の成績を収めているが、今年は登録なし。4歳が【5.3.4.22】と半数の5勝を挙げ、複勝率も35.3%と上々の成績を残している。人気馬にかぎった信頼性でも5、6歳に差をつけており、4歳馬中心という見立てでいいだろう。

前走クラス別の成績では、3勝クラス組が複勝率52.6%、G1組が同40.0%で、他を大きくリードしている。ただ、3勝クラス組の好走馬10頭はすべて前走3着以内(7頭は前走1着)で、今年は該当馬不在だ。対してG1組は、前走馬券圏外から巻き返した馬が好走馬6頭中5頭を占めており、今年は前走G1組を重視したい。そのG1組のうちレース間隔が半年以内だった馬は【3.0.1.4】で、複勝率は50.0%とさらに高くなる。
残る前走オープン特別、G3、G2の中では、G3組のみ連対なし。また、G3組の好走馬2頭は前走2番人気以内かつ本競走3番人気以内だったが、本年の登録馬には前走G3で2番人気以内だった馬はいない。よって、今年は前走G1組以外なら、G2組かオープン特別組が候補になる。

前走G2から本競走で3着以内に好走したのは表4の9頭。前走着順はひと桁に収まっていれば問題ない。注目は表の右に記したG2実績で、9頭すべてG2で4着以内に入った経験があった。なお、好走馬9頭中8頭は前走が芝2200m以上だった。

前走オープン特別からの好走馬は4頭。うち3頭は前走3着以内、残る1頭は前走2番人気だった。また、ラストドラフトとハヤヤッコは重賞勝ち馬。そしてタイセイトレイルは年明けから一度も馬券圏外がなく、ハーツイストワールは過去1年で連対を外したのが2回だけ(1回はG1)。重賞未勝利馬なら安定感を重視したい。
【結論】
ローシャムパークが最有力。G2・オープン特別組にも注意
前走3勝クラス組とG1組が好成績を残すアルゼンチン共和国杯。今年の3勝クラス組は好走条件に合致しないため、唯一のG1組・ローシャムパークが有力候補になる。昨秋のBCターフ2着馬。年齢は6歳だが、前走G1組の6歳馬は【1.0.0.1】のため減点は不要だろう。前走(宝塚記念15着)は少々負けすぎの感もあるが、それでも今回上位人気に推されそうなのはプラス材料だ。
G2組では、ディマイザキッドとホーエリートが好成績を残す4歳馬で、前走ひと桁着順+G2・4着以内の実績馬。5歳以上ではシュトルーヴェ、レーベンスティール(回避の見込み)も条件を満たす。中では前走が芝2200m以上だったホーエリートが上位だろうか。オープン特別組なら、4歳馬で重賞を除けば連対率100%のスティンガーグラスを挙げておきたい。
ライタープロフィール
浅田知広(あさだ ともひろ)
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。
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