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11R 15:40
第81回 桜花賞
芝 右 外回り・1,600m 18頭

3歳 (国際)牝(指定) 定量

本賞金:10,500、4,200、2,600、1,600、1,050万円

展望

ソダシ、無敗での桜花賞制覇なるか!?サトノレイナス、メイケイエールにも注目

2021年9月7日 09:41配信

今年の桜花賞は、阪神JFの1,2着馬がともに前哨戦を使わずに本番へ直行ということになった。1991年に2歳牝馬GIができて以降、その連対馬がぶっつけで桜花賞に出走したのは2例だけ。1999年桜花賞ではスティンガーが12着、2014年桜花賞ではレッドリヴェールが2着だったが、同一年に2頭というのはこれまで想像もしなかった事態だ。ノーザンファームを中心とした「前哨戦を使わない流れ」が定着してきている。

阪神JF優勝馬のソダシはここまで4戦無敗。桜花賞でも1番人気に推されるだろう。好位をとって抜け出すセンスの良い競馬ができる馬。札幌ではレコード勝ちもしているが、血統的には時計のかかる芝もこなせそうで、天候や馬場状態を問わない。不利になる形があるとしたら、先行馬が崩れるようなハイペースだろうか。
 
阪神JF2着サトノレイナスは反対に差してくるタイプ。阪神JFにしてもハナ差の決着だし、この2頭のどちらが先着するかは展開ひとつで変わってくる。エンジンのかかりが遅い印象はあるが、伸び出してからの脚は素晴らしい。今度こそ阪神の外回りコースを生かして差し切る競馬をしたいところだ。

阪神JF4着のメイケイエールはチューリップ賞で1着同着。道中はひどい引っ掛かり方だったが、それでも結果を出すのだから能力そのものは高い。とにかく折り合いが鍵だが、武豊騎手が負傷で乗れないのは正直痛い。本番では変に抑えず逃げる競馬をするという話もあるが、代打の横山典弘騎手がどのような競馬をするのか楽しみだ。

そのメイケイエールとチューリップ賞で1着を分け合ったのがエリザベスタワー。名メイラー・キングマンとドイツオークス馬・ターフドンナの間に生まれた良血馬。阪神JFに出走していないこととキャリアの浅さから、ひょっとすると人気2頭を倒せるのではという期待をかけることも可能になる。
 
フィリーズレビューを制したのがシゲルピンクルビー。ただこの馬は1400mで2勝しており、その間に出走した阪神JFは17着。阪神JFで5着だったヨカヨカがフィリーズレビュー2着なので、やはりこのレースから来る馬たちよりは阪神JF1,2着馬のほうが優勢に思える。

別路線組で一発があるとしたらアカイトリノムスメだろう。ディープインパクトとアパパネという、三冠馬どうしの配合。ゲームでも実現できないような血統が現実のものとなり、しかも重賞を勝って桜花賞に駒を進めてきた。デビューが新潟でそのあと東京で3戦してきたので今回は右回りをこなさなくてはならないが、外回りコースならば問題なく走れるのではないだろうか。

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