展望
今年のスプリンターズSは大混戦!ファンの評価も分かれる?
2024年9月24日 12:13配信
今年のスプリンターズSは大混戦。既にスプリントG1で好走している馬もいるのだが、絶対的な存在とまでは言えず、ファンの評価も分かれそうだ。
実績組ということでは、まず昨年の覇者ママコチャを挙げなくてはならない。その後2戦大敗したがこれは1400mと重馬場。前走セントウルSでは2着と復活してきた。無理をせず好位を取れるセンスのある馬で、今回も見せ場を作ることは確実。スプリントはリピーター好走の多いカテゴリなので、連覇も期待できる。
春に高松宮記念を制したマッドクールも参戦する。香港のチェアマンズスプリントでは11着と大敗したが、そもそも高松宮記念も香港スプリント8着の後だった。昨年のスプリンターズS2着もCBC賞9着の後だったし、大敗をその後にひきずらないタイプだ。この馬も位置取りは安定している馬。さらに重馬場2戦2勝で、もし雨が降ると他馬が苦手にするぶんこの馬が有利になる。
ナムラクレアは浜中騎手が騎乗停止で乗り替わりとなるが、それをきっかけに新しい面が出ることを期待したい。GIでの入着歴豊富で、いつ勝ってもおかしくない馬。これまでは前哨戦で好走して本番でややパフォーマンスを下げる傾向があったが、今回はキーンランドCを1番人気で5着と敗れており、これが逆にプラス材料というか、本番に向けて調子を上げてくる可能性もある。
上がり馬でいちばん注目を集めるのはサトノレーヴだろう。1200m戦ではパーフェクト連対を維持しているし、リステッドからG3・G3の3連勝という勢いは素晴らしい。半年以上の休養を2回経験している馬だがそのぶん未知の魅力があるし、伸びしろを残している。春雷Sのようにいつもより後ろの位置になっても好走できる自在性もある。
トウシンマカオはセントウルSを勝っての参戦。G1ではこれまでに掲示板に載ったことがないしいわゆるトライアルホースの感じがしなくもないが、スプリンターズSについては初出走なのでまだ可能性はある。今回は有力馬に先行タイプが多く、展開次第では貴重な差し馬であるこの馬にチャンスが回る可能性もある。
極端な差し追い込み展開になると出番があるのがオオバンブルマイ。距離が短いかと思いきや3着に食い込んだキーンランドCは地力を示すものだった。
香港の2頭は少し時計がかかればというところか。レベルの高い香港スプリント界だが、今回の2頭は横綱級ではない。高松宮記念で3着しているビクターザウィナーも、7秒台になると対応できるかは微妙。ムゲンは1400mも走れるタイプの上がり馬で評価が難しいが、相手なりに走るところがあるのでそれを生かして上位食い込みを狙いたい。
text by 須田 鷹雄

