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JRA-VANコラム

2年ぶりの札幌開催! クイーンSにおける狙い目は?

2022年7月26日 18:30配信
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2020/8/2 札幌11R クイーンステークス(G3) 1着 1番 レッドアネモス

夏の福島開催が終了し、中央競馬は今週、来週と新潟・札幌の2場開催で行われる。先週開幕した札幌競馬では日曜メインに牝馬限定重賞のクイーンSが組まれている。今週は2年ぶりの札幌開催となるクイーンSをピックアップし、同競馬場で施行された2014~20年の過去7年のデータから馬券的に狙えるタイプを探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

■表1 札幌競馬場で行われたクイーンSの人気別成績(2014年~20年)

まず表1は人気別成績。1番人気馬は2019年ミッキーチャームら2勝をあげ、連対率は57.1%、複勝率は85.7%と高い。複勝回収率も100%を超えている。2番人気馬は17年アエロリットら2勝で、複勝率42.9%。一方、3番人気馬からは3着以内馬が出ておらず、不振傾向にある。

1・2番人気馬で過半数の4勝をあげているが、その他の3勝は7・9・11番人気と伏兵が勝利している。一昨年は11番人気レッドアネモスが優勝。4番人気ビーチサンバが2着、1番人気スカーレットカラーが3着と、上位人気馬を破っての勝利だった。 .

2着馬はすべて6番人気以内におさまっているが、3着馬は8番人気以下が3頭と下位人気まで幅広く分布している。配当面では、3連単で1万円未満の堅い決着は1番人気ディアドラが勝利した18年のみ。対して3連単10万円以上の配当は、9番人気マコトブリジャールが制した16年、レッドアネモスが勝利した一昨年と2回出ている。伏兵の激走が目立ち、波乱の可能性を大いに秘めた一戦といえる。

■表2 札幌開催のクイーンSにおける所属別成績(2014年~20年)

表2は所属別成績。出走数が多い栗東所属の関西馬が19年ミッキーチャームら大半の6勝をあげ、複勝率28.3%と優秀だ。19年・20年の近2回は上位3着までを占め、毎年1頭は3着以内馬が出ている。3着以内馬17頭中7頭は6番人気以下の伏兵だった。

対して、美浦所属の関東馬は17年アエロリットの1勝のみで、率でも関西馬に差をつけられている。3着以内馬4頭中3頭は上位4番人気以内だった。

■表3 札幌開催のクイーンSにおける年齢別成績(2014年~20年)

表3は年齢別成績。4歳馬が一昨年のレッドアネモスら最多の3勝をあげ、連対率・複勝率トップだ。5歳馬は14年キャトルフィーユの1勝のみだが、2・3着が多く、複勝率は4歳馬に次いで高い。毎年1頭は3着以内に入っており、3着以内馬9頭中5頭は6番人気以下の馬だった。

3歳馬は17年アエロリット(2番人気)が優勝、6歳馬は15年メイショウスザンナ(7番人気)・16年マコトブリジャール(9番人気)と2勝しているが、連対率・複勝率は低い。

■表4 札幌開催のクイーンSにおける前走距離別成績(2014年~20年)

表4は前走距離別成績。黄色で強調した前走1600m組、前走2000m組が好成績をあげている。前走1600m組は19年ミッキーチャームら3勝をあげ、連対率は31.6%、複勝率は47.4%と非常に高い。3着以内馬9頭は前走でヴィクトリアMかNHKマイルCを使われており、すべてクイーンSで上位4番人気以内に支持されていた。

前走2000m組は15年メイショウスザンナら2勝で、複勝率26.9%。3着以内馬7頭中6頭は5番人気以下で、単勝回収率・複勝回収率とも100%を超えている。好走馬7頭中6頭は前走マーメイドS組。マーメイドS組は【2.2.2.11】で複勝率35.3%と好相性だ。

同距離の前走1800m組は18年ディアドラら2勝をあげているが、複勝率は12.5%と低い。

■表5 札幌開催のクイーンSにおける前走脚質別成績(2014年~20年)

表5は前走脚質別成績。前走逃げた馬は10頭すべて馬券圏外に敗れている。前走先行馬が19年ミッキーチャームら大半の5勝をあげており、勝率・連対率トップ。一昨年は1着レッドアネモスが該当しており、毎年1頭は連対している。

前走差し馬は15年メイショウスザンナの1勝のみだが、複勝率はトップの32.3%。一昨年は2・3着馬が該当し、3着以内馬10頭中6頭は5番人気以下の伏兵だった。

■表6 前走重賞組の前走着差別成績(2014年~20年)

最後に表6は前走重賞組の前走着差別成績。前走重賞勝ち馬は【2.0.0.6】で17年アエロリットら2勝も、複勝率25.0%は高くない。狙い目は前走負けた組にあり、黄色で強調した前走0.1~0.9秒負けのゾーンに注目。15年メイショウスザンナら4勝をあげ、複勝率42.9%と優秀だ。特に0.1~0.2秒負けの馬は連対率が60.0%、複勝率は80.0%と非常に高く、今年該当馬がいればぜひチェックしておきたい。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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