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G1昇格4年目の大阪杯を占う

2020年4月2日 16:15配信

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2019/3/31 阪神11R 大阪杯(G1) 1着 3番 アルアイン

今週日曜日に阪神競馬場で大阪杯が行われる。2017年からG1に昇格した古馬による芝中距離戦だ。G1昇格4年目となる今年のレースを占っていきたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

■表1 過去3年の大阪杯好走馬(1)

G1昇格後に行われた2017~2019年の大阪杯で上位3着までに入線した馬は表1の通り。表に記した項目ごとに簡単に振り返ってみよう。2017年と18年は1番人気が勝利したが、19年は9番人気の伏兵アルアインが優勝を飾った。好走馬9頭の性別はすべて牡馬。牝馬の好走はない。しかし、過去3年で牝馬の出走はわずか1頭(18年スマートレイアー)なのでこの結果も仕方がない。年齢別では4歳馬が4頭好走。5歳以上が5頭好走している。騎手では川田将雅騎手が3年連続で馬券に絡んでいる。枠番は3枠と4枠が毎年馬券に絡んでいる。

17年と18年は1分58秒台で決着したが、19年は2分01秒0と時計がかかった。過去3年はすべて良馬場で行われているが、案外タイム差がある。その時の馬場状態やペースによって変わってきそうだ。好走馬の各コーナーの位置取りをみると、前目で追走している馬が多いという印象。4コーナーで4番手以内に位置していた馬がよく馬券に絡んでいる。最初の2コーナーは10番手以下で通過しても、4コーナーまでには少しでもポジションを上げる必要がありそうだ。18年のスワーヴリチャードはかなり極端なレース運びだったが、結果的にはこの作戦がうまくいった。

■表2 過去3年の大阪杯好走馬(2)

続いて前走成績と2走前成績から大阪杯における好走パターンを読み解いてみたい。まず5歳以上で好走した5頭は近2走以内に古馬のG1で5着以内に好走していた。特に前年の有馬記念に出走して5着以内に入っていた馬が3頭いる。19年2着キセキ、17年1着キタサンブラック、同年3着のヤマカツエースが該当馬だ(4歳馬だが18年1着スワーヴリチャードも該当する)。

その他では19年1着アルアインが2走前にマイルチャンピオンシップで3着。18年2着ペルシアンナイトは2走前にマイルチャンピオンシップで優勝。17年2着ステファノスは2走前に香港カップで3着と好走していた。

5歳以上の馬は近2走以内に有馬記念で5着以内、もしくは他の古馬G1で3着以内に入っていれば有力だ。

次に4歳馬を調べる。好走馬4頭の共通項は前年に春のクラシックで連対していたこと。19年3着ワグネリアンは日本ダービー1着、18年1着スワーヴリチャードは日本ダービー2着、18年2着ペルシアンナイトは皐月賞2着、18年3着アルアインは皐月賞1着というのが該当実績になる。

4歳・5歳以上共通の傾向として、前走レースは金鯱賞組が4頭と最も多い。しかし、休み明けの馬もよく好走しており、トライアルである金鯱賞や中山記念を使う重要性はいまのところ感じない。ただ、伏兵馬を探す際にはトライアル組に注目したい。6番人気以下で好走した3頭は前走トライアルで3番人気以内に支持され、5~6着に敗れていた。少し言い変えてまとめると「前走金鯱賞か中山記念で3番人気以内、なおかつ4着以下の馬が巻き返す」というのが穴パターンになっている。

【結論】

それでは今年の大阪杯を占っていくことにする。出走予定馬は表3の通りだ。

■表3 今年の大阪杯出走予定馬(4/1午前現在)

本稿執筆時点では枠順や馬場状態がわからないので近2走の成績をベースに有力馬を探っていくことにする。今年のメンバーを見渡すと、近2走以内にG1で好走している馬が非常に少ない。特に有馬記念で5着以内に入った馬が1頭もいないのが寂しい。有馬記念以外の古馬G1で3着以内に入っている馬はラッキーライラック(香港ヴァーズ2着)とワグネリアン(ジャパンC3着)。まずはこの2頭が有力だ。

4歳馬はダノンキングリーに注目。昨年のクラシックで連対実績があるのはこの馬(日本ダービー2着)だ。クロノジェネシスも実績馬だが、連対ではなかった(桜花賞・オークス3着)ため、ここは素直にダノンキングリーの方を上位に取ることにする。

穴馬のパターンに近いのがロードマイウェイ。前走金鯱賞は2番人気で10着に敗れた。この実績だけは注目できる。しかし、G1は今回が初挑戦。近2走以内にG1で3着以内という条件を満たしていない。したがって、積極的には狙いづらい。ブラストワンピースには川田将雅騎手が騎乗予定。頼もしい鞍上を迎えたと言っていいだろう。

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