JRA-VANコラム
【関屋記念 × 過去データ分析】好走馬の大半を占める前走1600m組の好走条件とは?

今週から新潟・中京・札幌の3場開催がスタートする。重賞は日曜に新潟で関屋記念、中京で東海Sと2鞍が組まれている。今回は昨年までの別定戦からハンデ戦へ変更となる関屋記念をピックアップ、過去10年のレース傾向から今年馬券で狙えるタイプを探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

表1は調教師所属別成績。東西の比較では美浦所属の関東馬が一昨年のアヴェラーレら6勝をあげ、複勝率13.2%。対して、栗東所属の関西馬は昨年のトゥードジボンら4勝をあげ、複勝率23.3%と関東馬を大きく上回っている。
東西それぞれを見ていくと関東馬は1番人気馬が22年ウインカーネリアンら3勝。1番人気の関東馬は複勝率も71.4%と高い。関西馬においては3着以内馬20頭中19頭が8番人気以内で、これら1~8番人気の複勝率は41.3%と優秀だ。今年も8番人気以内の関西馬には要注目だ。

表2は年齢別成績。3歳馬は18年プリモシーンが勝利し、複勝率37.5%はトップ。3着以内に入った3頭はすべて前走NHKマイルC組だった。この組は古馬初対戦でも通用していることがわかる。
出走数最多の5歳馬は昨年のトゥードジボンら5勝をあげ、複勝率25.0%。昨年は上位3着までを独占し、毎年1頭は3着以内に入っている。4歳馬は21年ロータスランドら2勝をあげ、複勝率17.2%。6歳馬は20年サトノアーサーら2勝をあげ、複勝率15.2%。なお、7歳以上の馬からは3着以内馬が出ていない。

表3は前走からの斤量増減別成績。昨年までは別定戦で、今年からハンデ戦となるが、斤量増減が成績にどう反映されてきたか、見ていくことにする。勝ち星では増減なしと斤量減の馬が各5勝で、斤量増の馬は勝ち星がなく2着2回のみと不振傾向にある。
連対率トップの増減なしの馬は前走5着以内だった馬が近4年続けて勝利しており、複勝率32.4%と高い。18年を除いて、毎年1頭は3着以内に入っている。
勝率・複勝率トップは斤量減の馬で、このうち前走3勝クラス組が複勝率50.0%と最も高く、前走G1組も19年ミッキーグローリーら2勝で複勝率36.8%と優秀だ。

表4は前走距離別成績。出走数の半数以上を占める前走1600m組が16年ヤングマンパワーら6勝をあげ、複勝率22.1%でトップ。この組は前走5着以内だった馬が5勝をあげ、複勝率32.6%と優秀だ。
前走1400m組は一昨年アヴェラーレが勝利し、複勝率10.0%。前走1800m組は20年サトノアーサーら2勝で複勝率15.6%、前走2000m組は17年マルターズアポジーが勝利し同18.2%となっている。
【結論】
前走NHKマイルC組の3歳馬イミグラントソングを中心視!
今年の関屋記念の注目馬は表5のとおり。

※7/23時点。フルゲート18頭。
これまでのデータから3歳馬のイミグラントソングに期待したい。表2で示した前走NHKマイルC組で、表3の斤量減・前走G1組にも当てはまる。前走NHKマイルCでは11着に敗れているが、前半800m通過44秒6の超ハイペースを道中4番手追走で失速したもの。差し追い込み勢が上位を占める中、勝ち馬と0秒7差で自身の走破時計が1分32秒4ならそれほど悪くない。今回は斤量が前走から2キロ軽い55キロ、十分に巻き返せる。
ダイシンヤマトは好走馬最多の5歳馬で、斤量は前走から1キロ軽い56キロ。前走1600mで4着と表4の好走条件に合致している。前走しらさぎSで重賞でも上位争いできる力を見せており、今回チャンスがある一頭だ。
ライタープロフィール
ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
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