JRA-VANコラム
【札幌記念 × 過去データ分析】前走G1組同士の争いか!?

今週は札幌競馬場で札幌記念が行われる。まだ8月中旬だが夏競馬唯一のG2競走ということもあり、秋の大レース制覇も視野に入る馬が出走することも多い注目の一戦だ。今年はどの馬が秋へ向けはずみをつけるのか、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して過去10年の傾向を中心に分析したい。

過去10年、1番人気は【0.3.3.4】で、2011年のトーセンジョーダンの勝利を最後に13連敗中だ。2番人気は【4.1.0.5】と4勝を挙げ、次いで5番人気【3.0.1.6】が3勝をマーク。優勝馬はすべて2~6番人気から出ている。また、複勝率は1番人気【0.3.3.4】と4番人気【0.1.5.4】の60.0%がトップで、穴馬の好走はあまり多くない。3連単は1万円台が5回と多く、最高でも2015年の23万馬券だ。

年齢別では3歳が勝率から複勝率までトップだが、今年は登録なし。古馬では【3.6.5.25】の5歳が好走馬数、連対率、複勝率で他を大きくリードしている。2018年から7年連続連対中でもあり、5歳馬への注目は欠かせない。

前走クラス別では中央G1組が【4.7.6.25】で複勝率40.5%と抜群の好成績を残している。次いで中央G3組の好走が多いが、過去5年では【0.0.2.28】という不振で、好走しても3着まで。海外遠征帰りの馬が不在の今年は、国内G1組が中心になる。

前走国内G1組の好走馬は表4の17頭。前走で上位に食い込んでいる必要はないが、2桁着順だった馬は【0.2.0.8】のため、9着以内には入っているのが理想だ。また、前走が天皇賞(春)だった馬は【0.0.1.4】と今ひとつ。同じG1でも2400m以下のレースに出走していた馬を狙いたい。なお、この国内G1組で「前走9着以内+前走2400m以下」を満たす馬は【4.5.5.13】複勝率51.9%となる。

最後に枠番別の成績も見ておきたい。1枠が【4.0.2.7】で勝率30.8%・複勝率46.2%と素晴らしく、2枠も1勝止まりながら【1.4.0.10】で連対率33.3%をマーク。この1、2枠の好成績が目立っている。一方、4枠は複勝率5.6%、5枠は連対なしと、中枠を引いた馬はあまり良い結果を残せていない。また、外枠はある程度人気になっている馬なら問題ないが、6番人気以下になると7、8枠計【0.0.0.24】とまったく好走馬が出ていないので注意したい。
【結論】
前走G1組の5歳馬、ホウオウビスケッツとリビアングラスが有力
札幌記念は前走G1組の好走確率が高く、特にここ5年は前走がG2以下だった馬からは連対馬が出ていない。今年の登録馬のうち、前走でG1に出走していた馬は6頭。特に注目したいのは、年齢別で好成績を残していた5歳馬のホウオウビスケッツとリビアングラスだ。ホウオウビスケッツは前走が大阪杯5着、リビアングラスは宝塚記念7着で、どちらも前走距離・着順に問題はない。
ただ、注意したいのは人気面。前走国内G1組は札幌記念で5番人気以内に推された馬が好走馬の大半を占めていた一方で、札幌記念の1番人気馬は13連敗中だ。人気や枠順次第ではステレンボッシュやコスモキュランダなど他の前走G1組をアタマに据えたり、券種を3連単ではなく3連複にするなどして対応したい。
ライタープロフィール
浅田知広(あさだ ともひろ)
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。
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