JRA-VANコラム
【中山記念 × 過去データ分析】前走重賞連対馬が好成績!

今年で第100回を迎える中山記念。創設当初は年2回行われていたため100年目ではないが、1936年創設という歴史ある重賞だ。今回は、大阪杯や海外G1などに繋がるこの一戦の過去の傾向を分析してみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

過去10年の人気別成績は1、2番人気が各3勝を挙げ、複勝率では2番人気が60.0%でトップ。1、5、7番人気が同40.0%で並んでいる。中山記念は2016~20年が9~11頭立て、2021~25年が14~16頭立てと、過去10年の前後半で出走頭数に違いがあるが、出走頭数の多寡にかかわらず8番人気あたりまでは要注意。9番人気以下は【0.1.0.47】と苦しい。

年齢別では4歳が勝率から複勝率まですべてトップで、特に複勝率は48.1%と該当馬の半数近くが馬券に絡んでいる。また、5歳は4歳と同じく4勝を挙げて勝率もほぼ互角。連対率や複勝率では少し差があるものの、4歳に次いで有力だ。6歳以上は好走確率では劣勢。ただ3着以内の好走馬は9頭と少なくないため、完全に無視してしまうのも危険だろう。

※取消、除外も前走扱いとする
前走クラス別(取消・除外も前走扱いとする。以下同)では中央G1組とG3組が4勝ずつで、勝率・連対率でもこの両者が上位。ほかに海外組も上々だが今年は登録がない。また、オープン特別組の好走馬4頭はいずれも前走連対馬で、今年は該当馬不在だ。

※取消、除外も前走扱いとする
表4は前走でJRAの重賞に出走していた馬について前走着順別の成績を調べたもので、前走2着馬が複勝率75.0%をマークし、前走1着馬と5着馬が同50.0%。前走JRA重賞連対馬は【6.2.2.8】複勝率55.6%になるため、該当馬がいれば注目は欠かせない。一方、前走5着馬については前後する前走4着馬と6着馬がともに【0.0.0.5】のため判断は難しい。

過去5年の3着以内馬のうち、前走でJRAの重賞に出走していた馬は表5の11頭。このうち7頭は前走で3着以内に入っており、前走馬券圏外の4頭はすべて5歳馬だった。6年以上前はこのかぎりではないが、近年の前走JRA重賞組は「前走3着以内か5歳」が好走条件だ。
【結論】
カラマティアノスが重賞2連勝か!?
本年の登録馬のうち、前走でJRA重賞に出走して連対(表4)していたのはエコロヴァルツとカラマティアノスの2頭のみ。エコロヴァルツは昨年の本競走2着馬だけに今年も注目したいところだが、今回は昨秋の福島記念以来。G3組の好走馬9頭はすべて前走で年明けのレースに出走していたため、2頭の比較では前走で中山金杯を勝ってきた4歳馬・カラマティアノスを上位にとりたい。
その他では、近年の傾向(表5)から5歳馬のチェルヴィニアと、出走してくれば前走アメリカJCC3着のエヒトが候補になる。この2頭では、前走がG2で9歳のエヒトよりは、前走がG1で5歳のチェルヴィニアが上位(表2、3)。もう1頭加えるなら、前走アメリカJCC5着(表4)のサンストックトンの名前を挙げておきたい。
ライタープロフィール
浅田知広(あさだ ともひろ)
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。
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