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JRA-VANコラム

【NHKマイルC×過去データ分析】今年は朝日杯フューチュリティS上位馬を評価

2026年5月7日 16:00配信
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今週は日曜日に東京競馬場でNHKマイルCが行われる。近年のNHKマイルCでは、グランアレグリア、レシステンシア、アスコリピチェーノなど桜花賞上位馬が人気を集めることが多い。今年は阪神ジュベナイルフィリーズに続き桜花賞も制したスターアニスが不在の分、混戦模様といったメンバー構成だろうか。いつものようにJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用し、過去10年のデータを分析する。

■表1 NHKマイルCの前走着順別成績、過去10年

NHKマイルCの前走着順別成績を調べたところ、前走1着馬が【1.0.1.36】(出走取消となった23年クルゼイロドスルを除く)で不振だった。これは前走1着馬のうちファルコンS組とニュージーランドT組の成績がともに【0.0.0.9】と全く好走馬が出ていないことが最大の要因。また、19年は前走桜花賞を制したグランアレグリアが圧倒的1番人気で5着(4位入線後に降着)に敗れたことも見逃せない。

一方、好走した2頭は22年1着ダノンスコーピオンと23年3着オオバンブルマイ。ともに前走アーリントンC(現チャーチルダウンズC)を勝っており、なおかつ前者は朝日杯フューチュリティS3着、後者は京王杯2歳S1着の実績があった。

前走1着馬とは対照的に前走4着馬【3.2.0.6】は勝率27.3%、連対率・複勝率45.5%と非常に好成績。昨年勝利したパンジャタワーは前走ファルコンS4着馬だった。単勝回収値297、複勝回収値310と馬券的な魅力もある。前走2着【3.5.3.21】も好成績。前走3着と前走5着の好走率は平凡なものの、回収値は良い。したがって、前走2~5着は狙い目と言える。

前走6~9着と前走10着以下は、勝ち馬こそ出ていないが、2・3着馬は出している。特に前走10着以下は複勝回収値が154あるので、馬券的にも軽視できないところだ。前走6着以下ながらNHKマイルCで好走したのは、16年2着ロードクエスト(前走皐月賞8着)、21年2着ソングライン(前走桜花賞15着)、22年3着カワキタレブリー(前走アーリントンC11着)、25年2着マジックサンズ(前走皐月賞6着)、25年3着チェルビアット(前走桜花賞6着)。5頭中4頭は前走桜花賞か皐月賞に出走していた。

■表2 前走2~5着馬の当日人気別成績、過去10年

先ほど狙い目と述べた前走2~5着馬の当日人気別成績(表2)を調べたところ、1番人気【1.2.1.4】が勝率12.5%、連対率37.5%、複勝率50.0%。2番人気【4.1.0.1】が勝率66.7%、連対率・複勝率83.3%と非常に優秀だった。具体的に好走した馬を挙げると、16年1着メジャーエンブレム、17年1着アエロリット、18年2着ギベオン、19年1着アドマイヤマーズ、20年2着レシステンシア、21年1着シュネルマイスター、21年3着グレナディアガーズ、24年1着ジャンタルマンタル、24年2着アスコリピチェーノ。9頭中6頭は阪神ジュベナイルフィリーズか朝日杯フューチュリティSの勝ち馬だった。

続いて前走2~5着かつ当日3番人気以下で好走した馬を調べると、次の成績を持つ馬が有力だとわかる。一つは東京芝1400mの重賞・OPの連対馬で、20年1着ラウダシオン(クロッカスS1着)、24年3着ロジリオン(京王杯2歳S2着・クロッカスS1着)、25年1着パンジャタワー(京王杯2歳S1着)が該当。もう一つは距離1600mの重賞・OP1着馬で、16年3着レインボーライン(アーリントンC1着)、17年2着リエノテソーロ(全日本2歳優駿1着)、19年2着ケイデンスコール(新潟2歳S1着)、22年2着マテンロウオリオン(シンザン記念1着)が該当。超人気薄で好走したケースもあるので軽視は禁物だ。

【結論】

朝日杯フューチュリティS上位馬を評価

今年のNHKマイルCの有力馬を前走着順別に探っていくと、まず前走1着馬の中ではダイヤモンドノットが有力。前走ファルコンS1着馬の不振は気になるものの、3走前に京王杯2歳Sを勝ち、2走前には朝日杯フューチュリティS2着という実績を挙げている点が強力だ。アスクイキゴミは前走チャーチルダウンズCを優勝。その他の重賞で実績はないが、新馬で東京芝1600mを勝っており、底を見せていない点はプラス材料。

前走2~5着馬の中ではエコロアルバに注目したい。2走前に東京芝1600mのG3・サウジアラビアロイヤルCを勝っているのが大きい。

前走6着以下の馬の中ではカヴァレリッツォアドマイヤクワッズが有力だろう。前走皐月賞の着順が悪すぎるという意見もあるだろうが、それ以前の実績が重要。ともに芝1600mの重賞を勝っているのが強みだ。結論としては、朝日杯フューチュリティS上位馬を評価する、という見解でまとめてみたい。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。

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