PLAYER'S HISTORY
日本代表選手ヒストリー
きりりとした瞳が特徴的なラファエレ ティモシー。身長186センチ、体重98キロという恵まれたサイズを活かした防御力に加え、鋭いフットワーク、好判断で放つロングパス、左足のキックと彩り豊かな強みを誇る。
司令塔のスタンドオフでもスタンバイ可能だが、日本代表ではおもにゲームメイクをサポートするインサイドセンター、グラウンドの端でチャンスメイクをするアウトサイドセンターでプレー。特に13番のアウトサイドセンターに入った際は、チームが首尾よくパスを繋ぐなかで一転、左足から鋭い弾道を放つ。キックの多用で防御をかく乱したい日本代表にあっては、プレーの選択肢を増やせる貴重な存在だ。そんなラファエレは己の役割を整理してこう語る。
「スペースを探して、そこへボールを回す。プレーメーカー(スタンドオフ、インサイドセンター)とコミュニケーションを取る」
サモアの首都・アピアで生まれ、4歳の頃に家族でニュージーランドのオークランドへ移住した。6歳でラグビーを始めると、デラセラカレッジを経て日本の山梨学院大学へ留学。最終学年だった2013年度は、加盟していた関東大学リーグ戦2部から1部へ昇格する。ちなみにその時の入替戦でぶつかった拓殖大学には、現日本代表の具智元、ヘル ウヴェがいた。
ラファエレのスキルフルなプレーは、向井昭吾氏の率いていたコカ・コーラにも請われた。元日本代表監督の向井氏はラファエレに「こいつはジャパンになる」と太鼓判を押し、自軍に招き入れた。
その言葉が実現したのは、コカ・コーラ入りして3年目の2016年秋。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチに請われる形で、ツアーに参加した。トニー・ブラウンアタックコーチからパスとキックを磨き直すよう助言も受けながら、レギュラーへの階段を登ってきた。「ブラウニー(ブラウンコーチの愛称)は選手に自信を持たせてくれるいいコーチ」と尊敬しながら、「自分で自分の仕事をちゃんとやれば、チームのパフォーマンスも上がる」と実感できた。
2017年10月には日本国籍を取得し、今季は神戸製鋼とサインした通称ティム。プレッシャーのかかる本番で力を発揮できるか。
(文=向 風見也)
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