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ラグビーW杯2019

PLAYER'S HISTORY

日本代表選手ヒストリー

貴重な大型ユーティリティバックス

ウィリアム・トゥポウ

日本代表選手ヒストリー

ワールドカップ日本大会に臨む日本代表のバックスラインには、激しさとうまさを兼ね備える万能選手が起用されそうだ。

ニュージーランドのオークランド出身でトンガにルーツを持つウィリアム・トゥポウは、身長188センチ、体重101キロの29歳。チャンスメイクとピンチの回避に働くアウトサイドセンターを本職としながら、他のバックスのポジションもこなせる。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ率いるいまの日本代表では、そのうちのひとつで最後尾のフルバックとしてもスタンバイ。空中でのボール争奪など、高さを活かせる局面で期待されそうだ。

小さい頃からラグビーを始め、高校時代はオーストラリアに渡って同国高校代表にも選ばれた。一時は衝突の激しい13人制のリーグラグビーにも打ち込み、同トンガ代表にも入った。強烈なタックルと突破力、リーチの長さを活かしたオフロードパスは、15人制トップレベルの舞台でも重宝する。2012年からの2シーズンはオーストラリアのフォースの一員となり、国際リーグのスーパーラグビーにも挑んだ。

来日したのは2014年。当時下部リーグにいた日野自動車を経て、2016年からはコカ・コーラでプレーしている。「連続居住3年以上」という代表資格基準をクリアしていた2017年6月からは、日本代表のジャージィにも袖を通すようになった。同時並行で、ナショナルチームの兄弟分としてスーパーラグビーへ挑むサンウルブズでも持ち味を活かしてきた。

ワールドカップイヤーの今季は、サンウルブズには携わらず代表候補群へ帯同し続ける。メンバーが絞り込まれるなか、防御の時だけ司令塔のスタンドオフの位置に入るオプションも試された。本番でも、長所のタックル力を最大化できるよう準備する。

7月下旬から8月中旬までのパシフィック・ネーションズカップを3戦全勝とした後、自身とチームの感触をこう明かしていた。

「いまのゲームプランにおいて、私の役割は守りで相手を止めること。(フルバックを任されて)自分の立ち位置を見つけるのに苦労したところがありました。ただ、チームのパフォーマンスは良く、得点もでき、ゲームプランも遂行できていた。強くなるために、お互いが助け合っています」

ワールドカップの予選プールではキック戦術と縦突進で際立つアイルランド代表、スコットランド代表とぶつかる。トゥポウの真価が問われる時は、必ずやって来る。

(文=向 風見也)

ウィリアム・トゥポウのプロフィール>>

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STANDINGS

順位表

 
プールA

順位 チーム 勝点 試合 得失
1 日本

日本

19 4 4 0 0 +53
2 アイルランド

アイルランド

16 4 3 0 1 +94
3 スコットランド

スコットランド

11 4 2 0 2 +64
4 サモア

サモア

5 4 1 0 3 -70
5 ロシア

ロシア

0 4 0 0 4 -141

 
プールB

順位 チーム 勝点 試合 得失
1 ニュージーランド

ニュージーランド

16 4 3 1 0 +135
2 南アフリカ

南アフリカ

15 4 3 0 1 +149
3 イタリア

イタリア

12 4 2 1 1 +20
4 ナミビア

ナミビア

2 4 0 1 3 -141
5 カナダ

カナダ

2 4 0 1 3 -163

 
プールC

順位 チーム 勝点 試合 得失
1 イングランド

イングランド

17 4 3 1 0 +99
2 フランス

フランス

15 4 3 1 0 +28
3 アルゼンチン

アルゼンチン

11 4 2 0 2 +15
4 トンガ

トンガ

6 4 1 0 3 -38
5 アメリカ

アメリカ

0 4 0 0 4 -104

 
プールD

順位 チーム 勝点 試合 得失
1 ウェールズ

ウェールズ

19 4 4 0 0 +67
2 オーストラリア

オーストラリア

16 4 3 0 1 +68
3 フィジー

フィジー

7 4 1 0 3 +2
4 ジョージア

ジョージア

5 4 1 0 3 -57
5 ウルグアイ

ウルグアイ

4 4 1 0 3 -80

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