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ラグビーW杯2019

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注目選手紹介

スチュアート・ホッグ

スコッドランドスコッドランド

注目ポイント!フットボールに愛された、世界最高レベルのフルバック

スコットランド代表のグラウンド最後尾には、腕利きの職人が立っている。スチュアート・ホッグ。2012年に19歳の若さで代表デビューを果たして以来、濃紺ジャージィの一員として活躍した。いまでは世界最高のフルバックのひとりと称されている。伝統の欧州6カ国対抗戦では、2016、17年と続けて大会MVPを受賞。ヴァーン・コッター前ヘッドコーチが打ち出す攻撃スタイルに、見事にマッチしたためだ。

4年に1度のワールドカップへも、前回大会に続いて2度連続出場を果たす。予選プールでは日本代表ともぶつかるだけに、列島のファンにとっては要注意人物の1人だ。アタックスキルに優れ、一見、スペースがなさそうな場所でも、小さく鋭いステップやパスダミーで目の前の相手の視線を乱す。かくして自分だけの小さな走路を作り、持ち前のスピードを駆使してそのまま突破してしまう。一方で、もし防御が自身に迫ってきたら、今度は目をその相手に向けたまま左右の穴場へパスを放つ。防御を破るパターンを幾通りも持っていて、水を得た魚のごとくフィールドを泳ぐ。

球を持たぬ場所でも、知性と勘の鋭さを示す。不用意に転がったキックへはすぐに反応し、カバーリング。まもなく持ち前の攻撃スキルを発動し、好機を広げる。空中でのボール争奪でも強さを示すから、対戦するチームは球を蹴るのに用心しなくてはならない。

ホッグは守りでも際立つ。相手のランニングコースをふさぐコース取りを意識し、首尾よくタックルできる。敵の作った空間を活かすだけでなく、敵が活かそうとする空間をふさぐ技術も持っているのだ。身長180センチ、体重93キロというサイズは国際レベルでは決して大柄ではないが、存在感は特大級と言える。

7人制ラグビー発祥の地であるメルローズの出身で、兄のグラハムはスコットランド7人制代表として活躍。自身も7人制代表で戦ったことがある。高祖母の名字は「ベスト」。サッカーの北アイルランド代表として伝説的な存在となった、ジョージ・ベストの遠縁にあたるのだ。フットボール一族の末裔は、神出鬼没のラグビー戦士である。

(文=向 風見也)

スチュアート・ホッグ プロフィール>>

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STANDINGS

順位表

 
プールA

順位 チーム 勝点 試合 得失
1 日本

日本

19 4 4 0 0 +53
2 アイルランド

アイルランド

16 4 3 0 1 +94
3 スコットランド

スコットランド

11 4 2 0 2 +64
4 サモア

サモア

5 4 1 0 3 -70
5 ロシア

ロシア

0 4 0 0 4 -141

 
プールB

順位 チーム 勝点 試合 得失
1 ニュージーランド

ニュージーランド

16 4 3 1 0 +135
2 南アフリカ

南アフリカ

15 4 3 0 1 +149
3 イタリア

イタリア

12 4 2 1 1 +20
4 ナミビア

ナミビア

2 4 0 1 3 -141
5 カナダ

カナダ

2 4 0 1 3 -163

 
プールC

順位 チーム 勝点 試合 得失
1 イングランド

イングランド

17 4 3 1 0 +99
2 フランス

フランス

15 4 3 1 0 +28
3 アルゼンチン

アルゼンチン

11 4 2 0 2 +15
4 トンガ

トンガ

6 4 1 0 3 -38
5 アメリカ

アメリカ

0 4 0 0 4 -104

 
プールD

順位 チーム 勝点 試合 得失
1 ウェールズ

ウェールズ

19 4 4 0 0 +67
2 オーストラリア

オーストラリア

16 4 3 0 1 +68
3 フィジー

フィジー

7 4 1 0 3 +2
4 ジョージア

ジョージア

5 4 1 0 3 -57
5 ウルグアイ

ウルグアイ

4 4 1 0 3 -80

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