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アマナキ・レレイ・マフィ
日本
注目ポイント!日本大会で暴れる「フィジカルモンスター」
「私はクリスチャンで、『神から与えられた才能をどれだけ発揮するか』という考え方を持っています」。トンガから日本の無名校だった花園大学へ留学したアマナキ・レレイ・マフィは、2015年のワールドカップイングランド大会で一気に世界的な知名度を得る。
歴史的3勝を挙げた日本代表の若き新星として、スピードとパワーをアピールした身体。南アフリカ代表との初戦では、後半途中に投入されるや相手の大型選手と正面衝突。そのまま吹っ飛ばした。ナンバーエイトとしての市場価値を上げた。
2016年以降は国内トップリーグのNTTコムを拠点としながら、北へ、南へと転戦した。まずは、パースとサインしてイングランドのプレミアシップで躍動。2017、18年はオーストラリアのレベルズの軸として、国際リーグのスーパーラグビーでその名を轟かせた。日本のサンウルブズと東京で対戦する際は、レベルズのチームメイトを渋谷に案内したと笑う。「皆には、日本の食べ物は世界で一番と言われました。そこは、僕も嬉しいです」
体制が変わった日本代表では、不動のレギュラーに定着した。タックルや接点でのターンオーバーも光る、攻守の要だ。2018年にはレベルズのチームメイトとのトラブルにさいなまれたが、「これからはメンタルも(鍛えたい)」と反省の意を示す。一時実戦から離れていたためか、2019年は「フィットネス(試合で最後まで走り切る持久力)」の強化にフォーカスしたという。
日本で出会った妻との家族を大切に思いながら、アスリートとしての道を切り開いてきた。「やっぱり、あまりラグビーをやっていなかったですからね。フィットネスをレベルアップさせて、間違いなく、ワールドカップで皆を安心させたい」と話す。いよいよ始まるワールドカップ日本大会では、心技体全ての面で4年前以上に進化したと証明したい。
(文=向 風見也)
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