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ラグビーW杯2019

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注目選手紹介

ヤンコ・フェンター

ナミビアナミビア

注目ポイント!一級品の懐の深さ

長い防御の時間を耐え、少ない得点チャンスをものにしたい。そんなナミビア代表にあって、主将のヤンコ・フェンターは浮沈の鍵を握る。フィル・デーヴィスヘッドコーチの全幅の信頼を経て、2度目のワールドカップに挑む。

主にロック、フランカーなどに入る25歳のフェンターは、身長194センチ、体重109キロという恵まれたサイズの持ち主。2013年の代表デビュー以来、2015年のワールドカップイングランド大会などでもキャリアを積んできた。

攻撃中は、防御の並んだ所へ前傾姿勢のクラッシュ。ゲインライン(攻防の境界線)を強引に前へ押し込む。何より懐が広く、タックルされながらも細かくステップを刻んだり、オフロードパスでチャンスを作ったりもできる。スペースのある場所でボールをもらえば、スピードをつけて自在にランニングコースを描いてノーマークの味方へパスを放つ。もちろん、目の前にわずかでも隙間があれば一気にトライを狙う。もしもフェンターが攻撃ライン後方でチャンスをうかがっていれば、相手防御は早急にチェックをしなくてはならない。

懐の広さは防御でも活かされる。遠くから走り込んできたランナーも低い姿勢で肩をぶつけ、着実になぎ倒す。一発、一発のタックルの威力も世界レベルで、劣勢時にも持ち味を発揮する。

アマチュア選手の多いナミビア代表にあって、2018年からはイギリスのジャージーレッズというチームに入り、同国プロの下部リーグにあたるRFUチャンピオンシップへ挑んでいる。インターナショナルレベルのみならず、クラブレベルでも国際経験を積んできた。

今度のワールドカップ日本大会では予選プールBに入った。ニュージーランド代表、さらには南アフリカ代表という優勝候補と同組だ。さらには着実に強化を重ねるカナダ代表、イタリア代表ともぶつかる。厳しい戦いを強いられそうだが、劣勢の予想されたゲームでも激しく身体をぶつけてきたのがナミビア代表の勇敢な歴史。若きフェンターもその系譜をたどり、スタンドを熱くさせる。

(文=向 風見也)

ヤンコ・フェンター プロフィール>>

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STANDINGS

順位表

 
プールA

順位 チーム 勝点 試合 得失
1 日本

日本

19 4 4 0 0 +53
2 アイルランド

アイルランド

16 4 3 0 1 +94
3 スコットランド

スコットランド

11 4 2 0 2 +64
4 サモア

サモア

5 4 1 0 3 -70
5 ロシア

ロシア

0 4 0 0 4 -141

 
プールB

順位 チーム 勝点 試合 得失
1 ニュージーランド

ニュージーランド

16 4 3 1 0 +135
2 南アフリカ

南アフリカ

15 4 3 0 1 +149
3 イタリア

イタリア

12 4 2 1 1 +20
4 ナミビア

ナミビア

2 4 0 1 3 -141
5 カナダ

カナダ

2 4 0 1 3 -163

 
プールC

順位 チーム 勝点 試合 得失
1 イングランド

イングランド

17 4 3 1 0 +99
2 フランス

フランス

15 4 3 1 0 +28
3 アルゼンチン

アルゼンチン

11 4 2 0 2 +15
4 トンガ

トンガ

6 4 1 0 3 -38
5 アメリカ

アメリカ

0 4 0 0 4 -104

 
プールD

順位 チーム 勝点 試合 得失
1 ウェールズ

ウェールズ

19 4 4 0 0 +67
2 オーストラリア

オーストラリア

16 4 3 0 1 +68
3 フィジー

フィジー

7 4 1 0 3 +2
4 ジョージア

ジョージア

5 4 1 0 3 -57
5 ウルグアイ

ウルグアイ

4 4 1 0 3 -80
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