PICK UP PLAYER
注目選手紹介
マロ・イトジェ
イングランド
注目ポイント!生まれ変わったイングランドの象徴
2015年に自国であったワールドカップで単独開催国初のグループリーグ敗退に泣いたイングランド代表。翌年以降はエディー・ジョーンズ新ヘッドコーチのもとテストマッチ18連勝と蘇生するが、ここで快進撃の象徴となった1人がマロ・イトジェだ。
2016年の欧州6カ国対抗で21歳の若さでテストマッチ(代表戦)デビューを果たすや、瞬く間にイングランド代表の主軸選手に成長。おもに空中戦の軸となるロックを務め、身長195センチ、体重115キロの身体を絶え間なく駆動させる。タフなロータックルで相手をあお向けにしたり、長い腕を伸ばして地面の球にへばりついたりと、競技力の根となるぶつかり合いの領域で持ち前の身体能力を発揮。イングランド代表の強みである、鋭い出足の堅牢な防御網を支えてきた。ラインアウトでは背筋をピンと伸ばし、抜群のバネでジャンプする。人呼んで「スーパーマロ」。
ナイジェリアにルーツを持ち、少年時代はサッカーにも親しんだ。バスケットボールや砲丸投げでも17歳以下イングランド代表になった経験も持つなど、並外れた高い運動能力を持つ。ラグビー界でも2014年にU20シックスネーションズ、U20世界大会といった20歳以下の国際舞台で活躍。同国プロチームのサラセンズでも、かつてイングランド代表でロック兼主将だったスティーブ・ボースヴィックの穴を埋める活躍。間もなくジョーンズによって代表チームに引き上げられた。
プロ選手として活動をしながら、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院で政治学を修めるなど、アスリートとしての道を究めながら学問でも確かな足跡を残す文武両道の姿もまた、世界中で注目されている。そのような「スーパーマロ」を、現体制下で着実にキャリアを積んでいることと併せて、次世代のイングランド代表主将に推す声も多い。
強く、速く、タフで、賢い。「スーパーマロ」は初めてのワールドカップの舞台で、世界中に新時代のロックの姿を示す。
(文=向 風見也)
マロ・イトジェ プロフィール>>NEWS
ニュース
-
【ラグビー】女子7人制日本代表ヘッドコーチに兼松由香さん 名古屋レディース出身 2002年の15人制W杯に19歳で出場、7人制でもリオ五輪出場
中日スポーツ 8月13日 13時14分
-
ベテラン記者コラム ラグビーW杯3連覇を目指す南アフリカ 懸念される〝高齢化〟をどう抑えていくか
サンケイスポーツ 8月12日 17時00分
-
ラグビー女子日本代表、歴史的勝利まであと一歩…強豪国の一角・アメリカと引き分け【太陽生命CS第1戦】
中日スポーツ 8月11日 22時21分
-
タックルさえたサクラフィフティーン 米国に惜しい引き分けで初勝利はお預け
サンケイスポーツ 8月11日 20時10分
-
世界1位の南アフリカが敵地で快勝発進 オーストラリアを33−7で破る 南半球4カ国対抗
サンケイスポーツ 8月10日 15時52分
STANDINGS
順位表