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アルンウィン・ジョーンズ
ウェールズ
注目ポイント!ウェールズ代表のレジェンドが纏う「古代戦士」の風格
鋭い眼光と分厚いあごひげ、身長196センチ、体重118キロというどっしりとした体。それでいながらシャープに映る体つき。そのいかつい風貌から「古代ガリアの戦士」と呼ばれることもあるが、地元のスウォンジー大学で法律を修めていて、普段は物静かだという。
2006年から10年以上もウェールズ代表としてプレーし、代表戦出場を意味するキャップは同国のものに限っては128(2019年9月11日現在)。他には英国連合軍のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとしても9つのキャップを受け取っている。欧州6カ国対抗戦では過去に3度の全勝優勝を経験。そのうち2019年のシリーズでは、ミスのないタックルで最優秀選手の称号も勝ち取る。
ひたむきに信頼を勝ち取ってきた。縁の下の力持ちが務めるロックという位置へ入り、スクラムを中心部で押し込み、空中戦のラインアウトでは相手と競り合いながらボールを確保。守っては直線的に迫るランナーへのタックルと、接点への激しい打ち込みでチームの防御組織に活力を与える。攻めてはタックラーが揃った場所へあえて駆け込み、クラッシュ。後方のスキルフルな選手へリズムよくボールを回させる。現在は前任のサム・ウォーバートンの引退を受け、栄えある主将としてウェールズ代表を支える。
4年に1度のワールドカップには、過去に2007年、2011年、2015年と3大会連続で出場中。2019年の日本大会で4大会目以上を迎えるのは、参加20チーム計620人中ジョーンズを含めて12人のみ。現在のウェールズ代表最多キャップ保持者はプロップのゲシン・ジェンキンスで129。ジョーンズが試合に出続ければ、日本大会の期間中にその記録を塗り替えそう。アルンウィン・ジョーンズは、まさにウェールズラグビー界のレジェンドである。
今年は一時期世界ランク1位に輝くなど期待された状態なだけに、過去最高の3位以上の成績も期待される。雌雄を決するステージでも、闘将はライバルのランナーへ何度も、何度もぶち当たる。
(文=向 風見也)
アルンウィン・ジョーンズ プロフィール>>NEWS
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